2017年8月23日
100%小山産「栃木シルク」の白生地、織り上がりました。
こんにちは!長島繊維です。
本日は、待ちに待った100%栃木県小山産の繭を使用した、
「栃木シルク」の白反物が織り上がってきましたのでご紹介いたします!
昨年、小山の繭の出荷に立ち会い、養蚕農家の方たちのお話しを伺ってから
約1年。。あんなにころころしていた繭から生糸になり、そして美しい白生地となって戻ってきてくれました!
なんだか「お帰りなさい!」と声をかけたくなります。
手にとると、そのしっとり・しっかりした生地の風合いが手のひらから伝わってきます。
ラベルは型絵染作家の大木夏子さんによる、桑の葉のデザインです。
全体の形、分かりますか?そうです!繭の形になっています♪
温かみがあって素敵なラベルになっておりもうこれだけでも十分
可愛いですね。
美しいでしょ?生糸の白っていいですね。
今回は質の高い小山の繭の良さを存分に生かすため、シンプルな古代縮緬を採用。
最近、本当に良い縮緬の白生地ってすごく少ないのが現状です。
時代の流れの中で、フラットな一越などの方が好まれているのも理由かもしれませんが、普遍的な「縮緬」の良さに改めて目を向けてほしいな、という思いがありました。
無地に染めても、小紋柄にしても、フォーマル向きの柄付けにしても
縮緬生地本来の質の高さが土台としてあると、とても深みのある着物になります。
じゃじゃん!
しっかりと「長島繊維」の名前の入った純国産絹マーク!
これからこの白生地がどんな着物となっていくのか楽しみです。