2016年4月27日
【みのる小紋】野州麻の帯を作りました。
こんにちは!長島繊維です。
皆さま「野州麻」をご存知ですか?
「野州麻」とは、栃木県鹿沼市にて生産されている、無毒の「大麻」です。
元々「麻」は日本人の生活と切っても切り離せない植物。
太古の昔から、衣食住はじめ、神事にも使われてきました。
そんな麻の中でも「野州麻」は、最高品質のブランドとして日本全国に知られています。
↑一面の緑色がきれいなの野州麻の畑。
日本一の麻産地である栃木県鹿沼市の麻栽培農家、大森芳紀さんの畑にて。
↑収穫作業をお手伝い中のみのる小紋企画担当。すっかり畑に馴染んでいます。
大森さんとの出会いから、この「野州麻」で帯を作りたい!という企画が始まりました。
↑乾燥させるとこんなにカラカラに。綺麗な緑色もすっかり「亜麻色」です。
そしてここから帯にもなるような細い細い糸を績み、繊細な「野州麻の帯」が出来上がりました。
こちらは八寸名古屋帯です。(角帯も作りました。)
麻の風合いを最大限に生かし、素材そのものの色です。
綺麗ですねぇ。
自然の色って不思議と見飽きることがありません。
「野州麻」の帯にぴったりなラベルは、型絵作家の大木夏子さんにデザインして頂きました。
素敵です!野州麻の畑のイメージをそのままギュッと閉じ込めたよう。
〈みのる小紋〉では、このように原材料の生産者さんや職人さんと直接関わり合いながら、
栃木県を中心に、日本の素敵なもの作り・新しくて面白いと思えるもの作りを続けています。
今後に乞うご期待くださいませ。