2020年8月13日
残暑のひまわり
皆さまこんにちは!
お盆はいかがお過ごしでしょうか?
今年は帰省や旅行が難しい情勢ですね。。。
コロナに振り回されてしまいそうになりますが、
そんな時こそ自然の移り変わりに目を向ければ、
自然界はそんなことお構いなく、着々と、マイペースに、ただただいつも通り。
それぞれの環境の中で、それぞれの精一杯の姿は、見習う所が多くあります。
さて、本日は残暑お見舞いも兼ねて、ひまわりの夏きものコーディネートをご紹介いたします。
絽の夏小紋「ひまわり」×羅の八寸名古屋帯
本当は立秋前にご紹介したかったコーディネートですが、
過ぎちゃいましたね(>_<)
ひまわりの小紋ってあまり見かけないので珍しいなぁと。
変わり絽になっており動きのある生地に、京友禅でひまわりの柄を染めています。
お花ではなく、地色がレモンイエローでお花が白ってところが爽やかでさりげなくていいなぁと思います。
そして帯は老舗の「泰生織物」さん。
さすがカジュアルな帯ですが存在感があります。
複雑な織が分かりますね。太めの経糸を亀甲や菱に形を変えており、「羅くずし」と呼ばれているそうです。グリーンとブルー、そして白の幅広の段が続いており、前やお太鼓に出す色によって雰囲気の変わる一本です。
毎日猛暑が続きますが、夏のお着物って本当に素敵なんです。
軽くて薄くて、透け感があって。
風が通るとまるで羽衣を羽織っているような。
お洋服では味わえない、優美な気持ちがいたします。
熱中症になってしまったら大変ですから、無理はなさらず、でも夏着物を着る季節を長めに考えてみたらどうでしょうか。だんだんとそういう、「着物の季節感も実際の気温に合わせよう!」という空気になってきましたし、「夏は着物着ない!」なんて悲しいこと仰らずに、早めの6月や、猛暑が過ぎた9月頃でもお召しになっていただきたいなぁと思います。