2020年9月8日
「色」が楽しい、実りの秋。
皆さまこんにちは。長島繊維です。
本日は9月9日、「重陽の節句」ですね。
新暦だと菊の盛りには少し早いのですが、暑い暑いと言いながらも、夕立のあとの風にかすかに秋の香りがして、
季節の変わり目を感じる頃です。
さて、本日ご紹介するのは秋に着たい紬コーディネートです。
小千谷紬「横段ぼかし」×染九寸名古屋帯「大丸更紗」
お着物は柔らかくふんわりとした風合いの小千谷紬。薄茶色とモスグリーンの横段ぼかしとなっています。
ところどころに入っている染のラインがリズミカルで効いています。
季節感もなく、長くお召し頂けますよ♪
染帯は地色が深い茶です。限りなく黒に近いですね。
そこにターコイズとイエローの差し色がきれいな更紗文様。
お太鼓は大きな丸、前柄は半円になります。
着物も帯も季節感のない柄なので、小物の色をこっくりとした秋色にしました。
夏は涼やかにカラーレスなコーディネートを押していましたが、
その反動?か、秋は小物の色で遊んでみたくなりますね。
栗、柿、ぶどう・・・
やはり「実りの秋」というだけあって、美味しそうな色に五感が刺激されます♪