2017年1月12日
【みのる小紋】刺繍名古屋帯 ー双樹唐花ー
皆さまこんにちは!長島繊維です。
新しい一年が始まり、いかがお過ごしでしょうか?
1月って響きも新鮮でいいですよね。
本年も長島繊維をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日ご紹介するのは贅沢な刺繍たっぷりの名古屋帯、
「双樹唐花(そうじゅからはな)」です。
正倉院模様からイメージした「双樹唐花」。
エレガントな刺繍がお太鼓と前柄に施されています。
フシのしっかりした紬の帯地を使っているため、締め心地もいいですよ。
こちらは憲法茶の地色に、華やかなオレンジ色のグラデーションが映えますね。
よく見ると先ほどの憲法茶とは少し柄の違うこちらは生成りの地にゴールド系の刺繍が上品な「鳥の子色」。
刺繍って凹凸が出るので立体的で、同系色でも十分存在感を出せるんですよね。
例えばこの「双樹唐花」。
こんなコーディネートはいかがでしょうか。
憲法茶の方はチャコールグレーの段ぼかしの小紋に合わせて。
こちらの小紋もよく見ると江戸小紋の角通しのような柄の上にさらに
段ぼかしで染めが入っている凝った一品です。
これだけ刺繍がたっぷりしていると、シンプルな付け下げに合わせても
素敵ですよね。
こちらの付け下げは憲法茶に合わせた角通し×段ぼかしの小紋を付け下げにアレンジしたもの。
そして!
よーく見てください!
上前、衽、お袖の3か所のみ、
こんな愛らしい刺繍が入っているのです♪
南天の実を雪の結晶に見せている洒落た刺繍。
全体的に白のコーディネートを帯締めのこげ茶がピリリと引き締めています。
普段着じゃもの足りないけど、
訪問着じゃ仰々しいかな・・・
どちらもそんな時に身に纏いたいコーディネートですね。