2017年2月8日
【みのる小紋】押絵帯×大七宝小紋
皆さまこんにちは!長島繊維です。
立春を過ぎるとそこかしこに春の兆しを感じますね。
私は誕生日が2月なこともあり、梅のお花が大好きで、
この季節はよく散歩中に出くわすので嬉しいかぎりです♪
さて、本日ご紹介するのはちょっと珍しい
「押絵」の京袋帯です。
「押絵」とは羽子板に使われる技法で、綿で立体感を出した装飾です。
寂しいことに、今ではもう職人さんが少なく貴重な技術となってしまいました。
こちらの京袋帯は、大きな雪輪を絞りで、ぽっくりの愛らしさを押絵で
表現した贅沢な一品です。
前柄は桜の簪。はぁ・・・可愛いです。きゅんとします。
押絵の帯を主役にするため、着物はちょっとおとなしい大七宝小紋が
おすすめです。
よく見ると行儀小紋のようなドット模様も入っており、シンプルながらも
遊び心満点な小紋。こういう着物は一枚あると重宝しますね。
合わせるとこんな雰囲気に。
帯〆の茜色がポイントです。
コートを脱いでお出かけしたくなるコーディネートですね。